6日の大掃除に参加された方は、お疲れまでした。今年は、コロナの影響で、様々な行事が中止になりました。そんな中でも、無事、大掃除が終わった事を嬉しく思います。皆で掃除すると楽しい、と感じるのは私だけではないと思います。
世界には、色々が考え方、文化がある中で、自分達の稽古した場所を自分達で綺麗する文化は、世界に誇れると思います。
以前、サッカーワールドカップで、日本の応援団が観客席を掃除しているのが、世界中から称賛されたのを思い出しました。
大掃除が終われば、早いもので、今年もあと少しです。
熊野古道の続きです。3日目は、大股から標高1,344メートルの伯母子岳を越えて、三浦口に向かいます。先週登った伊吹山が1,377メートルですから、標高はそれ程変わりませんが、出発地の大股が既に標高700メートル位あるので、伯母子岳の山頂を目指すルート以外は、それ程の急登はありません。
昨日よりの、膝と足の付け根の痛みは、相変わらずで、登山のトレーニングはしていましたが、全部日帰り登山で、何日にも渡って縦走するのは初めてですので、やはり違うなと感じながらの山行でした。それでも、お天気も良かったですし、紅葉もきれいで、山の中を歩いていると楽しいです。
この日、三浦口の民宿で同宿になったのは、東京の老紳士の方で、GO TOキャンペーンを使って、奈良を奥様と観光されて、ご主人は、そのまま熊野古道小辺路に向かって、奥様は東京に戻られたそうです。「一緒に山を歩く事はないのですか?」と聞いてみると「ロープウェイがあれば、そこまでは来てくれるけど、それ以外は無いですね」だそうです。昨日同宿だった、静岡県の山の会の人達も、それぞれ一人一人のグループで、奥さん、ご主人は連れていなかったです。やはり、熊野古道小辺路は、それなり経験のある人が来る所と言いう事なんでしょう。
そう言えば、静岡の山の会の方々も、GO TOを使っての旅と言っていました。私、宿の予約をしたのがGO TOをやりますよと、政府が発表したのとほぼ同時だったので、未だ具体的な手続き等が決まっていない段階で、それでも、5泊したうちの2泊の宿は、宿が申請をしてくれて、割引を受けられました。3泊分はそのままの宿代でしたが、熊野古道小辺路踏破が目的ですから、目的集中人間の私にとっては、そんなのはどちらでも良いです。
山の話を聞いてみると、沢山の山に行かれていて、テントを担いて、2泊3泊位する事もあるそうで、そうなるとザックの重さが20キロ位になるそうです。今回の私のザックの重さは、出発前に計ってみると約9キロ、水を入れれば約10キロ位だと思います。その倍の重さと思うと、まだまだ、テント泊山行はハードル高すぎです。
伯母子岳山頂からの紀伊山塊。奥に見えるのは大峯山系だと思います。
大峯山系には大峯奥駆道と言う、これも、世界遺産に登録されている熊野古道があります。但し、これは昔より、修験者の修行の道で、かなりハードみたいです。
小辺路を踏破したのですから、いつかは行かないと、とは思っています。
倒木が道をふさいでいて、左側が崖。「通れないぞ」と思いましたが、倒木の右側に少し隙間があって、何とか通れました。
右の写真の様に、崖に道が付いている所も多く、ちょっとした冒険気分も味わえます。
凄くきれいな景色ですね