結局、基本に戻ります

少し遅くなりましたが、全日本合気道演武大会に参加された方、お疲れさまでした。また、座席の確保にご協力いただいた方には、この場を借りてお礼申し上げます。

　毎年3階の席で見ているのを今年は2階の席で見られて良かったと思います。場所確保の課題も見つかったので、来年に活かします。計画、実行、検証です。

　考えてみると、私は、以前の道場からコロナ禍以外、殆ど全部参加していて、もう、30年位になるのには我ながらびっくりしました。最後の方の高段者演武の先生方の演武をずっと昔から拝見しているので、時の移り変わりには感慨深いものがありました。

　演武会の翌日は高尾山、陣馬山を縦走予定でしたが、雨の為、中止にして山梨の実家に帰省しました。東京と山梨は隣県で、電車で2時間位で家に着けます。

　実家は、弟が葡萄農家を継いでいるので、手伝うつもりでいたのですが「素人に下手に手を出されると、後からやり直すのに手間だから止めてくれ」との事で、半日でしたがゆっくりできました。

　普段、稽古して、筋トレして、山に行ってと割と体を使っているので、今年は隔週の日曜は休養にしようかと思っていたのですが、季節が良くなるとダメですね、家にじっとしていられなくなって、山や街道歩きに出ています。楽しいのです。そして、先月、鈴鹿の雨乞岳に登って、漸く鈴鹿セブンマウンテンを達成しました。

　なので、高尾山が中止になったのは残念でしたが、実家で休養できたのは有難かったです。

　私の敬愛する精神科医トミー先生は「頭がお暇になると、不安や嫉妬、否定的な感情が出てくる」と言っていますが、確かに、演武会で場所取りして、高尾山に行けなかったけど、登山計画を立てて、普段の登山でも、筋トレでも、稽古でも計画、実行、検証のサイクルを回していると、不安や否定的な感情は少し和らぐ気がします。

　有難い事に、私達には稽古と言う、計画、実行、検証サイクルを回して時間の質を高め、人生の満足度を高める行があります。合気道の稽古の性質上、指導者に言われたことをやって終わりも出来ますが、ある程度考えられるようになったら、自分で稽古に課題を持って出てもらって、実行して、検証する、を強くお勧めします。

　結局、場所確保の振り返り、検証をしていたら、稽古、登山、筋トレ、仕事にも同じように応用できるとなってしまいました。基本とはそういうものです。