今年は、横井先生と小林先生が、指導の第一線より引退されました。本当にお疲れ様でした。そして、有難うございました。
私が、横井先生、小林先生に初めてお会いしたのは、気守道場にお世話になる前に稽古をしていた、千種区にある名古屋道場でした。ですので、初めてお会いしてから、30年位経つことになります。
名古屋道場に入門した時には、小林先生は月曜の稽古を担当されていて、その当時、日曜、月曜休日だった私は、いつも、小林先生の稽古に出させて頂いていました。
小林先生が名古屋道場の指導を離れられる時「頑張ってください」と励まして頂きました。それを、十年位して、気守道場に入門した時、「あの時、励まして下さったのを今でも覚えています」とお伝えしたら「そうだったか?」と返されたのには笑えました。
そう考えれば、先生方を始め、沢山の方達とのご縁で今まで稽古を続ける事が出来ました。
生物の進化から見ると、原初の生物が人間まで進化して、遺伝子の働きで調和的に生きていること自体が奇跡だそうです。宇宙物理学からすると、この広大な宇宙に地球の様な生命の存在する星は奇跡的だそうです。となると、その中で、打ち込める合気道があるなんて、スーパーミラクル奇跡でななかろうか?とよく思います。
私自身の1年を振り返って見ると、昨年までは日帰り山行だったのが、白山、甲斐駒ケ岳、木曽駒ケ岳と1泊の山行が出来ました。
この三座に行く為に、減量して、トレーニングして、木曽駒ケ岳の宝剣岳に登るために、岩稜登攀の練習もしました。いつも書きますが、稽古、練習、トレーニングの重要性が身に染みた1年となりました。
そして、他人の目標や他人から与えられた課題ではなく、自分で決めた目標、それに伴う課題に向き合っていると、不平不満が減っていくのも新たな発見でした。
自分が決めた目標に向かって、腹を括って、思念を凝らして、100%自己責任でやってると自己完結性が出てきて、周りに対する不平不満が減る方程式を発見した年でした。この発見は一生の財産になる筈です。
ただ、商業ベースの旅行、交通機関で清潔な宿、部屋、温泉、美味しい食事みたいな旅に魅力を感じなくなったのも事実です。
登山なんて、全く逆で、10キロ位の荷物を担いて、吹き曝しの野外の登山道を何時間も歩いて、何千キロカロリーも消費して、山小屋は1部屋に数人が泊まり、お風呂は無いし、食事は一般家庭の普通の食事です。小屋泊なら食事、布団は用意してくれますが、テント泊となれば、全て自分で担ぎ上げないといけません。
それでも、晴れた日に山頂を踏んで、山頂や稜線からしか見られない素晴らしい眺望や、何時間も歩いて無事に登山口に下山出来た時の達成感と安堵感。出来なかった事が出来るようになった成長の楽しさ。次はもっと難易度の高い山に行こうと決意を新たにします。で、来年は雪山デビューの予定です。世間の常識から、どんどん離れていく気もしますが、楽しいから良しとします。
最後になりますが、こうやってブログに記事を書いている以上、読んで下さっている方には、心より感謝申し上げます。最近、道場外の方からも読んで下さっていると聞く事があり、励みになっています。
2021年有難うございました。また、来年もよろしくお願いいたします。良いお年をお迎え下さい。
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