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丁寧な言葉の大切さをAIに聞いてみた

 前回、稽古の動作、所作を丁寧に行う事の脳や認知に与える影響についてのAIによる最新の科学的知見を書きました。

 今回は、言葉に付いてです。と言うのも、以前、多田師範の講習会に参加させてもらった時に「指導の言葉は丁寧であること、乱暴な言葉を使うと技も乱れてくる」と教えていただき、科学的根拠をAIに聞いてみました。

 ①ミラーニューロンの働き

 ミラーニューロンは他者の行為を鏡のように映し出す神経細胞であり、観察者自身が同じ行動をしている様に脳が反応する働きです。このミラーニューロンは、他者の行為だけではなく、言葉の響きや意図に対しても反応する。乱雑な言葉を聞くと脳内では乱雑な動きのシュミレーション回路が無意識始まり、指導者が落ち着いた丁寧なトーンの言葉を使うと生徒の脳内では丁寧で精密な動作回路が事前に活性化される。その結果、技の軌道が整い洗練させた動きが導き出される。

②原始的恐怖(偏桃体)の沈静化と学習効率

 乱雑、威圧的、攻撃的な言葉は脳を闘争or逃走の交感神経優位モードに切り替える。そうなると、脳の学習の中心である海馬や前頭前野の機能が著しく低下する。丁寧な言葉は場に心理的安全性を提供して、生徒の脳を最適な学習状態に変え、技の習得を向上させる。

③言語による運動プログラム書き換え「プライミング効果」

 先行する刺激が後の行動に影響を与える「プライミング効果」がある。「丁寧、中心、軸」と言った質の高い言葉を耳にすると脳はその概念に関する神経ネットワーク回路を優先的に使用し始める。丁寧な言葉は生徒の脳内に質の高い運動プログラムを事前に準備させる。乱暴な言葉は準備されるプログラムもノイズだらけになり、結果、技も乱れる。


今回は、指導者の言葉が生徒に与える影響ですが、これは言葉を発する人全てに当てはまり、発した言葉の影響は発した本人にも同様に影響を与えることは脳科学の知見からも証明されいるので、自分が自分に与える影響でもあります。

 仏教では行為、言葉、思いを三業と言い、私達の認識、認知、知覚の原因、種子になるとされていて、これを整えることの重要性を説いています。

 思いや思考、怒り、悲しみ、憎しみなどを自分の意志で整えるのは極めて困難ですから、せめて動作や言葉を出来るだけ自分の意志で丁寧に整える、その場所として「道場」があり、稽古の中で積み上げる。時には行ったり戻ったり、上がったり、下がったりしながらも少しづつでも脳の神経細胞のネットワークを善い方向に発達させて、認知、認識を善い方向にもって行く、そうする事で、楽しい人生にしていく。合気道にはその力が有ると確信しているので、30年以上稽古していても稽古の度に新鮮で楽しいのです。


 
 
 

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