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執筆者の写真kubodera1122

道を楽しむ者

 先週、記事にした通り、9月の山行の為の準備を整えつつあります。

 予定としては、9月18日19日と山梨県笛吹市で西新宿合気会の合宿に参加して、20日は、その中のメンバーと、山中湖の近くの石割山に登ります。石割山コースタイムは3時間、距離5キロですので、登山ではなくてハイキングですね。

 次の日は、いよいよ、この日の為に準備をしてきた甲斐駒ケ岳に登ります。黒戸尾根登山道は、昔から使われてきた登山道で、日本三大急登の一つ、山頂までの高低差が約2,200メートル、どれ程、追い込まれるのか、今から楽しみにしています。とは言っても、流石に日帰りは無理なので、山小屋泊ですので、少し気が楽です。

 甲斐駒から下山したら、1日休養して、24日は瑞牆山。全部で3座予定していますが、天候次第です。

 この機会に3千メートル級のアルプスでも縦走出来るように、登山靴、ザック、ダウン、レインウエアと新調して、先週の記事で8万円位になりそうと書きましたが、好日山荘で登山靴、ザックのフィティングをしていもらい、一番しっくりくるのを選んで、結局9万6千円。ヘリコプターの救援サービスにも加入したので、10万越ですね。

 でも、これで、春、夏、秋でしたら、日本のどこの山でも大よそ登れる装備が揃ったので、そう考えれば高くないでしょう。ずっと使えますし。

 以前も書いた様に、私は「物」に対してはあまり執着が持てないので、買い物は、基本苦痛で、着ている服なんかは、殆ど人からのお下がりが、頂き物を喜んで着ている人間で、物を買う事がそれ程、楽しいとは思えないのですが、逆に稽古の上達の様な「事」にかけるお金は、金銭感覚が吹っ飛んでしまう所があります。登山も「事」ですし、難易度を上げていきたいですし、その為の道具は命と健康を守る物でもあるので、お金惜しまなくなりつつあり、ヤバいじゃんと感じています。

 でも、こう言う人間なんで、買うのは「機能」だけで、色やカッコ良さ、コーディネートなんかは、全く無頓着です。

 元々、道場稽古が出来なくなって、登山を始めたので、こうなるのは必然だったのかも知れません。

 体力面でも、筋トレしてHIITやって、先々週は富士見台高原、先週は大川入山、来週は荒島岳を予定して、備えています。

 稽古であれ、登山であれ、進歩向上の為にお金を使う訳ですから、我ながら良いお金の使い方だと思ってます。

 しかし、資格取得や資産運用の投資と違って、お金がお金を生むことはありません。生むのは自尊心と自己肯定感、苦しさを伴う楽しさ、満足感。我ながら道楽者だと思います。

 


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