以前、記事に「ニーサを始めます」と書いた通り、8月から自動積立設定をして、積み立てを始めました。
始めるにあたり、金融について、YouTubeや書籍である程度の勉強しました。今、YouTubeの良質動画で誰もが学べるので良い時代になったものです。
その中で、金利には単利と複利2種類あるのを知りました。単利は元本に対してのみ利息が付き、国債などの債権がこれにあたり、複利は元本と利息に対しても利息が発生して、利息が利息を生む、つまり、運用期間が長くなればなるほど複利が効く、株式は利息ではなく配当を再投資することで配当が配当を生む複利である事。この歳で初めて知りました。
銀行預金も複利ですが、金利が低すぎて複利効果が無いに等しいので、国が非課税でニーサ制度を始めて下さった意味も分かりました。
そして、ニーサでのインデックス投資を長期で行えというのは、複利の力を活かすためなんですね。ただ、株式は上がり下がりがあり、10年に1度くらいは暴落があるのを覚悟して、狼狽売りをしない、そうしないと複利が活かせないので、暴落時、低迷時期の胆力が必要であることも学びました。
複利は時間を味方に出来る反面、逆に複利でお金を借りた場合、金利が金利を生むわけですから、人生の生き方、方向性を決めかねないほどの強敵になりえるのも知りました。
人生における正解は人それぞれで、自分で選択するので、他人に口出しされる必要はなく、口出しすることも出来ないのは当然です。よく「家賃と同じくらいの金額で家を買えて、買った家は資産になって、賃貸は何も残りませんよ」と言われますが、30年、35年の長期でローンを組んだら、今の低金利でも、どの位の利息を払うのかを知った時に、「これが複利の力か、この金利でどれ程、合気道の出稽古や合宿に行けるか、日本百名山を何周回れるか」と考えて、絶対借金しないと固く心に決めました。小心者ですから(笑)
で、ここからが私らしいのですが、複利の力を何とか稽古に活かせないかと、考えてみました。すると、計画、実行、検証のPDCを回していくことで、複利効果が得られると気付きました。つまり、ただ、稽古に出るのではなく、具体的な目標、課題をもって稽古に出る事(計画)それを実際に(実行)する、そして、振り返る(検証)そうすると、どうしたらもっと向上できるかの「気付き」を得られます。この気付きが利息に当たります。その気付きを元に計画を立て、道場、一人稽古で実行して、検証する。そうすることで、また、新たな気付きと言う利息が得られて、それを元にPDCを回せば複利の効果で向上できます。それに、具体的で意図のある課題、目標があるのは集中力を高めますから、一石二鳥です。稽古ノートをつけてPDCを回すの強く勧める理由です。
複利、単利をシュミレーションしてみると、10年目位からどんどん差が開いていきます。実際、PDCを回しても10年位はそれ程差はないでしょう。目標、課題を持たずに稽古に出ても、単利の効果は得られるとは思いますが、目標、課題をもって稽古をすれば10年経てばその差は開いていきます。10年、出来ますか?
登山も筋トレもPDCを回しているので複利の効果が得られているし、継続すればするほど、その効果の幅はどんどん増えていくと思えば楽しいです。
結論、「私はニーサも稽古もトレーニングも登山も複利で得るけど、複利で支払うものはびた一文支払いません」です。
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