最近、山の記事が多いです。以前にも書きました。11月9日より14日まで、和歌山県九度山町から高野山に登り、紀伊半島の山塊を熊野本宮大社まで約90キロ縦走する予定ですので、山の練習中です。
昨日は、岐阜と長野の境、恵那山に登ってきました。恵那山は、最初の非常事態宣言の時に黒井沢口から度登ったので、2度目になります。
恵那山は日本百名山の一つなのですが、その眺望の悪さから、不人気な山なんですが、今回は、割と眺望が得られる、神坂峠からの登山にしました。写真を載せておくのでご覧ください。
標高は2191メートルで御嶽山が3000メートルあるので、それより大分低いのですが、登山アプリによる消費カロリーが4140キロカロリーと過去最高でした。その割には、疲労感がそれ程でもないのは、歩く速さや、休憩や行動食の大切さが少しずつ分かってきたからでしょう。やはり、訓練、練習、稽古はとても大切です。
今回、特に感じたのは、登山は自助、自己責任、自己完結の要素が、道場稽古やジムトレーニングより遥かに強いです。
合気道の稽古もウエイトトレーニングも、当然、自分を頼りに、自分で自分を鍛えるものですが、道場もジムも里にあるので、建物の中で風雨は避けられていますし、水道、電気、空調もあります。道場なら畳、ジムなら器具等の設備、人も指導者やジムスタッフがいて、ある程度は人間のコントロールが効く世界です。
ところが、山に入ると、登山道や標識、避難小屋などは、地元の方の協力で整備はされていますが、吹き曝し、電気も水道もガスも自動販売機もコンビニも病院も何もなくて、里から運び上げた山道具と食料、水と自分の体力だけが頼りです。ですので年間300人が亡くなる訳です。
御嶽山や今回の恵那山は、決して楽な山ではありませんが、私より明らかに年上の方達も、黙々と登っています。
合気道の講習会に行くと、女性の方は良く分かると思いますが、もう、体があまり動かないので、熱心に教えて下さる年配者の方がいます。
その一方で、山で、黙々と、ただひたすら楽ではない登山道を登っている年長者の方を見ると、私もこうなりたいものだと頭が下がります。
登山口付近の紅葉。山は紅葉が始まっています。右は、朝日に照らされた、伊那谷を埋める雲海と奥に見えるのは、南アルプスの峰々。いつか行くから待っていてね。
左手前見えるのが、3週間前に登った御嶽山。もう、雪を戴いています。その奥は乗鞍岳。その奥は立山?また来年です。
久保寺さん、こんにちは。阿部です。
紅葉がちょうどいい感じで、他の写真も綺麗ですね。
山はいいですね〜! 昔はよくキャンプ場じゃない山ん中でキャンプしました。
歩いて登るのは厳しいので、無理ですが。
熊野古道のレポート、楽しみにしています。