先日の5日、山岳会主催の藤原岳清掃で3月より始まった、愛知県連山岳会の一般向け講習が終了しました。
まず最初に、3月26日より全9回講習、机上講習と実技講習を交えて、本当に有益で楽しかったです。この場をもって感謝申し上げます。
この間、モンベルの講習と並行して受講して、少しは登山の総合力が向上したと思います。
全9回で、受講料が僅か1万2千円で、多くの山岳会関係者がお手伝いされていて、皆さんボランティアでやって下さって、山岳会の性格も少しは分った気がします。
講習の中で外部講師の講習があり、応急処置の講習でお医者さんが見えたり、地質や山の成り立ちの講義で大学の地質学の先生が見えたりしました。山岳会の講習なんで、お医者さんも大学の先生もおそらく山岳会の会員なんでしょう、自身の登山の経験を交えながらの講義なので、聞いていても面白いんです。やはり、どの世界でも、自分の好きな事をしている人は、良い雰囲気を醸し出してます。
今回の講習は山岳会の集まりの県連の講習会だったため、どこの山岳会に加入するかは自分で決める必要があり、藤原岳清掃登山の時に、春日井市の山岳会のパーティーに自動的に割り振られて、私もそこに入るつもりでいたのですが。藤原岳に行くバスの中で、会員の方に「せっかく山岳会に入るので、一人では危険なバリエーションルートとか、冬山に行きたいです、その為にトレーニングもしています」と伝えると「この山岳会は平均年齢が70歳で、その方たちが若いころだったら、そいう言う登山も出来たけど、今は難しいです、トレーニングまでしているなら、ここにいるのはもったいないですよ」と率直なアドバイスをいただきました。
それと、1年位したら、必ず運営の仕事も回ってくるそうで、私、気守道場の運営委員の一人ですが、自分で目標を決めて、それに向かって行く能力は、少しはあると思いますが、組織の運営とか、みんなの意見を取り入れて、調整するとかの能力が欠如しているのは、長くからの道場生ならご存じだと思います。
私にしては珍しく、数日間迷ったのですが「一人で行くには難しい山に行くために山岳会に入るのに、難しい山には行けない、平均年齢70歳の会で運営の仕事をする」これは無理だろうと判断して、本当に申し訳ないのですが、春日井の山岳会はお断りさせて頂きました。
講習を受ける際、山岳会入会希望と記入して、春日井の山岳会の代表の方の期待を裏切る形になってしまって、心苦しいのですが、自分がどうなりたいのかを考えてみると、この様な結論になりました。
私の背中をいつも押して下さるゲイの精神科医トミーさんの言葉「自分のやりたいことを貫けば、どこかの誰かはがっかりする、一番モノの分かった人はがっかりしない、二番目に分かっている人はがっかりしても言わない、一番モノの分かっていない人が、わざわざ、君にはがっかりした、と言いに来る。気にする必要なし」です。
幸い、配達に伺っている生協の会員の御主人が、別の山岳会に入られていて、ウェブを見ると、難易度高めの登山や海外峰の登山もしているので、来月、説明会に行ってきます。
そう、いつかは海外峰も挑戦してみたいです。合気道ではハワイ、ニュージーランド、中国、シンガポールと稽古に行きました。そうなると、次は山でしょう。
ご紹介いただいた山岳会に入ったとしても、週5日仕事して、週3日道場に行って、土曜日は指導の時間があるので、基本必ずいないといけませんし、ジムトレーニングもしないといけませんし、その後の事は分らないですが、行動を起こさない事には何も始まらないので、先ず行動します。
今回の学びは「私が期待に沿えなかった以上、どこかの誰かが私の期待に添わなかったとしても、がっかりしてはいけない」です。
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