2回目の特別稽古、参加して下さった中学生3名、大人1名の方は、お疲れ様でした。流石に、マスクは、暑くなってきましたね。
前回は、運足法のみで終わってしまいましたので、今回は、五級の技、片手取四方投げ、正面打ち入り身投げ、正面打ち一教の一人打ち込みまでやったので、ここまでで、私の基本稽古の内容は、一応、全部行った事になります。
私は、技は、家を建築するのに似ていると感じていて、前回の運足法は、技を乗せるための基礎工事で、今回の五級の技は、基礎工事の上に柱と梁を作る作業の様なものです。
基礎の土台がしっかりしていなければ、しっかりとした柱や梁が建たないですし、柱や梁が歪んでいたら、当然、家全体が歪んだ家になる様に、技も、どこか歪みの出た技になってしまします。
運足法と五級の技と、合気道は座技があるので、座技正面打一教、半身半立ち片手取四方投げを、正確に練り込んでいけば、後は、壁の材質や、屋根の瓦の材質と同じで、後から付け足せるものです。
これを、相手をイメージして、真剣に一人打ち込みで磨いていくと、嘘でも何でもなくて、相手が、崩れるのが見えるようになり、相手が、投げられるのが見えるようになります。
今、柔道も稽古が出来ないみたいで、柔道家の野村忠弘さんが、youTubeに「野村道場」と言うタイトルで、動画を上げていて、勉強させてもらっています。その中で、同じように、イメージを使っての一人打ち込みの大切さを強調されていて、応援してもらった気持ちになっています。
ZOOMを使った、野村忠弘さんと篠原信一さん、大野将平選手の対談もアップされていて、その中で、大野選手が「野村先輩の一人打ち込みを見ていると、相手が投げられているのが見えました」と言っていましたが、私も、見る人が見たら、投げられている相手が見える位の練度と精度の高い一人打ち込みを目指したいものです。
家は、工期があって、それまでに完成するものですが、人間のやる、稽古には終わりがないので、諦めずに真剣に反復すれば、僅かずつでも練度も精度も向上できます。また、逆に、諦めたり、止めてしまったら、当然、稽古は止まるし、落ちる事さえあります。
一人打ち込みは、名前の通り、1人で出来る稽古方法で、道場でなくても、ある程度の空間があれば、どこでも出来ます。
今日、参加してくれた中学生が、今すぐに、一人打ち込みの重要性を理解して、家で打ち込みをしてくれるのは、正直、難しいとは思いますが、上達する、強くなるには、自分自身を頼りにして、自分で、自分を鍛えるしかないと、伝えたいですね。
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