先日、家の近所のクライミングジムに入会しました。この間、モンベルのクライミング講習、山岳会の危険個所の通過方法の講習を受講してきましたが、どうしても、その時だけの単発で終わってしまうので、日常生活に取り入れるために入会しました。
入会にあたり「8月に剱岳に登るのを目標としていて、練習の為に入会します、どの位の頻度でジムに来たら良いですか?」とはっきりと目的を伝えると、スタッフの一人で、如何にも老練のクライマーみたいな方から登山ルートを聞かれて「一般登山道なら、今は整備されているので、そう難しくはないけど、ここで練習しておくと楽には登れます、でも、剱の後、もっと難しいコースを考えているなら練習しておいた方が良いですね。まあ、剱に8月に行くとしたら、週1回で、黄色のテープが貼ってあるコースに登れるようになれば十分でしょう」と心の中を見透かされたような事を言われました。そう、私の事ですから、剣岳から無事に帰ってきたら、もう少し難易度の高い山に必ず行くでしょう。モンベルのクライミング講習の時も「剱岳の後は、ジャンダルムを考えています」と伝えると「いきなりジャンダルムは、技術的にも体力的にもきついので、北穂高縦走を経験してからの方が良いですよ」と教えて頂きました。
最近、よく思うのですが、自分が何をやりたいのか、どうなりたいのかを明確にしておくことは、本当に大切だと思います。それに向けての課題が明確になりますし、経験者から的確なアドバイスも頂けます。
と言う訳で、今、基本週3回のウエイトトレーニングに2回にして、1回はクライミングジムに当てます。昨日、早速行ってきて、普段やっていない運動なので、猛烈に疲れて、前腕がパンパンになりました。
幾つか、注意すべき点を指摘してもらったので、一人打ち込みの要領で手足を基本通りに動かしたり、出勤前の一人稽古の時に、ジャングルジムのある公園を探して、反復練習しても良いでしょう。
最近、ゲイの精神科医のトミーさんのツイートに共感を覚えたり、励まされています。その中で努力について「自分が楽しんでする努力は結果が出るか、結果が出なくても勉強、成長があるかしかないので、努力してください」と、成程、確かにと強く感じました。
他人に決められた目標への努力って楽しくないし、結果が出ればまだしも、出なければ、怒られるか、決めた人を恨むか、自分を責めるかで、あまり良いことがない気がします。
それに、他者からの評価のためとか、他者と比較しての優劣で努力していると、それって一体、自分の人生を生きているの?になるでしょう。
他者からの評価ではなく、他者との比較ではなく、自分が1ミリでも向上したい、そういう気持ちで努力していると苦しくても楽しいし、継続できます。努力の本質ってこの辺りにあるのかもしれません。
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