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執筆者の写真kubodera1122

真剣にやっていれば、何とかなる

 先月の4月で、ジムトレーニングメニューをフリーウエイト中心に切り替えて、丸3年経ちました。

 そこで、稽古なら、週に3回位3年稽古を続けていれば、初段、黒帯に昇段できるので、フリーウエイト3年記念に、黒いトレーニングベルトをアマゾンで購入しました。今まではジムのトレーニングベルトを使っていましたが、今はマイベルト持参して、バーベルスクワットなど、脚のトレーニングメニューの時に使っています。

 昨年末の1週間寝込んだ、ぎっくり腰以来、腰痛が出やすくなったので、良いタイミングだったと思います。ただ、デットリフトは、未だ怖くて出来ません。

 そもそも、ジムでトレーニングを始めたきっかけは、本部道場に出稽古に行き、当たり前と言えば、当たり前なんですが、内弟子にボロ雑巾の様に投げられ、したたかに後頭部を打ち付けて、こちらの技は、余裕で受けられて、その実力差に大ショックを受けて、帰りの新幹線の中で「一生懸命稽古してきたつもりだけど、全然歯が立たないじゃん、これからどうしよう」と暫く落ち込んだのですが「心技体のうち、体の部分が全く出来ていないのだから、トレーニングして強い体を作ろう」と一念発起したのが動機になります。

 それまでも、自重でトレーニングをしていたのですが、自重トレで通用しないなら、ジムに行こうと、公共施設のジムに通い始め、やがて、そこに置いてある、20キロダンベルと、82キロバーベルで10回3セットを振り切ってしまい、今のジムに至っています。

 内弟子にボコボコにされたのが、48歳の時なので「もう若くないし、相手は内弟子だし、まあ、良いか」と諦めても良かったのかも知れませんが「互角稽古とはいかなくても、せめて、6対4位の稽古に持って行きたい」とジムの扉を叩きました。この辺り、我ながら武道に向いているんじゃないかと思います。

 でも、ここ1年以上、コロナ禍で本部に出稽古に行けないのは残念です。

 これを読んで下さっている方で、人から「力を抜け」と言われた方は、結構、多いと思いますが、私は指導の中でも「力を抜け」と言った事がありません。何故なら、上記の様に、強い人と稽古してきた経験から、本当に人を投げる、制するには力が無かったら出来ないと、身に染みて実感しているからです。そうでなければ、ウエイトトレーニングなんてしないです。

 フリーウエイトトレーニングを3年継続すると、トレーニングって、姿勢や、グリップの持ち方や幅、意識をどこに持ってくるかで、効き方、効く部位が違ってくる事や、トレーニング理論、筋肉の仕組みと働き、栄養についても学ぶ必要が出てきて、本当に奥が深い事に気付かされました。そして、生活習慣が変わった事は、以前のブログに記事にした通りです。

 そのきっかけが、内弟子に全く歯が立たなかったマイナスの経験で、マイナスをプラスに転じようとするときに、人は大きな力を発揮すると言いますが、その通りかもしれません。

 そう、よく記事にしている登山も、コロナ禍で道場が閉まってしまうと言う、マイナスがきっかけで、新しい可能性が拓けました。

 考えてみれば、どちらも、自分の存在を賭けるほどに、真剣に稽古に打ち込んでいたからこそ、新しい可能性が広がった訳です。

 やはり、天命です。


 

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