先週、「大峰奥駆修行に参加する事が出来なくなり、白山に行きます」と書きました。
この土日で、色々下調べしてみて、2つのプランを考えました。
先ず、1番有力なのが、岐阜県の石徹白登山口から白山を目指す「美濃禅定道」を行くコースです。
白山南縦走路と呼ばれるコースで、石徹白登山口から、銚子ガ峰の稜線に取り付いて、別山を経て白山に至るコースで、全長は約40キロ、コースタイムは23時間位。石徹白登山口駐車場に前夜、車中泊して、日の出前に出発、南竜山荘泊、三ノ峰避難小屋泊の2泊3日の行程になります。
最終日の三ノ峰避難小屋から石徹白登山口は4時間位ですが、後の2日は9時間位の歩行時間で2千メートル以上の稜線なので、かなりハードな山行になりそうです。
しかも、南竜山荘は有人の山小屋なので、食事も寝具もありますが、三ノ峰避難小屋は、避難小屋なんで、何もないので、食料、寝袋、下に敷くマットも持って行かないといけません。
となると、今、私が持っている30リットルザックでは荷物が入りきらないので、40リットル以上のザックを新調して、寝袋などの避難小屋泊の装備も新調しないといけません。
今まで、日帰り登山か、熊野古道小辺路の時の様に、民宿泊でしたが、今回、初めての避難小屋泊となりそうです。
ザックの重量も恐らく15キロ近くになるでしょう。
南竜山荘に宿泊の予約を入れようとしましたが、留守電になって、週明けでないと予約が出来ないので、予約が取れたら、このコースで行く事になると思います。
好日山荘に行って、相談して装備を揃えますが、山の装備は下手すると命にかかわるので、ある程度の出費は覚悟しています。
大峰奥駆修行でしたら、先達について、団体で行動して、宿泊施設も食事も用意されていますが、今回は、単独行で避難小屋泊で「新しい可能性が拓けた」と言えば聞こえは良いですが、当然、その分リスクも上がっていますから、謙虚に慎重に準備して、当日の気象条件で行くか行かないか決めます。
先日、行った田立の滝の駐車場近くに避難小屋があったので、装備を調達したら、避難小屋泊の練習に行こうかなと思っています。ただ、土曜日は指導の時間を受け持っているので、日曜日の夕方から避難小屋に行って宿泊して、月曜朝、暗いうちに出て、仕事に行かないといけません。何か滅茶苦茶な気もしますが、初めての避難小屋泊なので、その位、慎重でも良いでしょう。
もう一つのプランは、南竜山荘の予約が取れなかった場合、室堂にある、室堂山荘に宿泊場所を変えます。ただ、そうなると、石徹白登山口からの南縦走路は、距離的に無理なので、福井県の別当出会からの登山となります。
こちらは、室堂まで約4時間位で行けますから、南縦走路に比べると、格段に楽になります。
どちらになるかは、週明けの南竜山荘の予約次第ですが、別当出会から南竜山荘経由の登山も出来るので、気象条件次第ではそうするかも知れません。
「過去の後悔と、まだ来ていない将来の心配」は、今の行動の質を落としますし、質の落ちた行動の積み重ねは、本当に不安な将来を作り出すので、私自身禁じています。ただ、謙虚さを失った行動は、破滅への道でもあるので、減量とHIITを続け、装備もしっかり揃えます。
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