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執筆者の写真kubodera1122

甲斐駒ケ岳

 甲斐駒ケ岳。この山を目標にトレーニングを重ねてきました。簡単にウキから引用すると。南アルプスの北端の山梨県北杜市と長野県伊那市にまたがる標高2967メートルの山。峻険な山容を持ち、半ば独立峰の様な姿勢で屹立する日本アルプス屈指の名峰で、日本百名山。山梨県側の山麓から一気に2500メートルの標高差を持って立ち上がっており、中央線沿線からもその全貌が望まれる。古くから信仰の対象ともなっており、山梨県側の山麓、横手、竹宇両集落には駒ケ岳神社が鎮座しており、そこから山頂に至る黒戸尾根には現在も信仰にまつわる多くの石碑や石仏が残る。

 山梨県が出しているAからEまでの登山難易度のランクでは、Dランクに位置付けられていて、単独行となれば、当然緊張します。

 山の鉄則は、早出、早じまいですから、朝4時に実家を出て、登山口の横手駒ケ岳神社にて登山の安全を祈願して、登山開始が5時半ですから、理想的です。

 今は、多くの方が宇竹の登山口から登られますが、甲斐駒ケ岳の予習をしている時、山小屋、七丈小屋の小屋番さんがyouTubeで「横手駒ケ根神社登山口の方が先に開かれて、石碑、石仏が残っているので、是非そちらからも登って下さい」との事で、横手駒ケ岳神社登山口からの登山としました。

 この日、もう一組の若者達が同じ様に横手登山口から登っていて、聞くと、岐阜県の方で、テント泊を予定して、この方々と行きも帰りも、追い越したり、追い越されたりでした。

 日本三大急登の黒戸尾根登山道をテント泊装備で登って「重いです、一寸後悔してます」とか言っているので「若者だから大丈夫、頑張ってください」と励ましました。

 山は、共助が基本原則で、もし、困っている人がいたら、助けなかったら命に関わるので、自然と距離が近くなります。

 約6時間の山行で、宿泊地の七丈小屋に到着、本来なら、翌日早朝に小屋を出て、甲斐駒ケ岳のピークを踏む予定でしたが、翌日は曇りの予報が出ていて、それならばと、その日の内に山頂を目指しました。

 今回の登山の為に新しく揃えたアタックザックとヘルメットにも活躍してもらいました。

 アタックザックは、山小屋などに今まで背負ってきたザックを置いて、貴重品や水、防寒具などを詰めて、山頂との往復に使うザックで、10キロ近いザックを背負ってきて、アタックザックに替えると、殆ど空身ですごく楽です。

 ヘルメットは、甲斐駒ケ岳はヘルメット着用推奨山域であるのと、8合目から先は危険箇所の連続との事で着用しました。

 しかし、山頂に近づくにつれ、ガスが出てきて、山頂に立った時には、ガスで何も見えない状態になってしまったのは残念ですが、高山ですから仕方ありません。

 七丈小屋に戻り、夕食を頂いて、翌朝、朝食後、早朝に下山を開始して、お昼前に横手駒ケ岳神社登山口に無事に下山、神社に無事に下山できたことの報告と、お礼を申し上げて、近くの日帰り湯で汗を流します。登山の後のお風呂は格別の気持ち良さがあります。本当なら、そこでビールを飲めたら最高なんでしょうが、車の運転があるので、普段は飲まない炭酸飲料を飲んで、普段は食べないアイスクリームを食べています。

 登山アプリを見ると、2日でコースタイムが休憩も含めて約16時間、距離が18.6キロ、高低差2680メートル、消費カロリー7842キロカロリー。この位だと流石に普段からトレーニングや登山慣れしていないと登れない山です。

 次の日は1日休養を入れて、体調次第で、日帰りで瑞牆山に行くか、1泊2日で木曽駒ケ岳に行くかの予定で、結局、1日休養を入れたら、体調が戻ったので木曽駒ケ岳に行きました。

 冒頭でも書いた様に、この甲斐駒ケ岳を目指してトレーニングしてきたのですが、実は木曽駒ケ岳の方がもっとキツイ山行となりました。その分楽しかったですが。

 次回に書きます。


黒戸尾根登山道からの八ヶ岳連峰、広い裾野で堂々としています。


こちらは、黒戸尾根登山道からの秩父山系の山々。



同じ南アルプスの鳳凰三山、カッコいいですよね。







ヘルメット推奨山域の為に着用した登山用ヘルメット、似合うかな?右は山頂のお社、草鞋が奉納されています。


実家近く、甲府盆地から眺めた甲斐駒ケ岳。よく、登ったものだ、と我ながら感心します。

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