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執筆者の写真kubodera1122

木曽駒ケ岳1日目

 甲斐駒ケ岳から帰宅した翌日は、丁度、お彼岸の中日に当たり、休養日にあてて、母の実家のお墓参りに行きました。

 私、ここに何度か書いている様に、仏教、特に初期仏教の考え方に「成程、そうだ」と共感を感じていて、葬儀屋さんになっていしまった現在仏教のには、あまり関心が無いのですが、お墓参りする事で、安心できるなら、それは、それで意味のある事なんでしょう。

 1日休養して、体力の回復具合をみて、お盆に行くつもりで、悪天候の為に行けなかった木曽駒ケ岳に1泊2日で行くか、日帰りで秩父山系の瑞牆山に行くかと、二つの計画を立てていて、割と体力が回復したので、次の日から1泊2日で木曽駒ケ岳に登る事にしました。

 山梨の実家からだと、中央道で伊那まで行って、桂小場登山口が一番近いので、朝3時半起き、4時出発で家を出ます。

 登山を始めると、山に行く日が仕事より、朝稽古より、何よりも早く起きる事になり、休日なのに、何だか笑えてきます。

 木曽駒ケ岳の紹介をウキから引用します。長野県上松町、木曽町、宮田村の境界にそびえる標高2956メートルの山。中央アルプス最高峰、日本百名山。

 木曽駒ケ岳と甲斐駒ケ岳に挟まれる伊那谷では、木曽駒ケ岳を西駒ケ岳、甲斐駒ケ岳を東駒ケ岳と呼ぶ。木曽駒ケ岳には、雪解けの時期には幾つかの雪形が見られ、昔から農業の目安とされてきた。

 木曽駒ケ岳は、標高2650メートルの千畳敷駅までロープウェイで行けるので、登られた方も見えるのではないでしょうか?今では、登山者の殆どが、ロープウェイの千畳敷駅から、日帰りで木曽駒ケ岳山頂を目指します。

 だた、日ごろから追い込んだトレーニングをしている私が、ロープウェイで2650メートルまで、楽して標高を稼ぐなんて事は、何のためにトレーニングしてるんだと、自尊心が許さないし、自分の足で登った方が楽しいし、達成感もあるので、クラシックルートの伊那市の桂小場ルートからの登山としました。

 昔からの登山道なので、登山口には、甲斐駒ケ岳黒戸尾根登山道同様、伊那駒ケ根神社が鎮座されていて、安全登山を祈願してからの登山となります。これも、道場に入る時に、正面に礼をして入ると同じように、謙虚に気持ちを引き締めてくれます。

 この桂小場ルートは、大正2年に中箕輪尋常高等小学校の大量遭難事件のあったルートで、ルート上の将棋頭山には、記念碑が建てられています。詳細は書かないので、ネットで検索してみて下さい。この頃は、今の様に気象情報や、山の様子がタイムリーで入手できる時代では無かったので、高山に登るのが今よりずっと危険だったことが分かります。

 1日目の行程は、朝6時に桂小場登山口を出発して、11頃には中央アルプスの稜線に取り付いて、西駒山荘、将棋頭山、馬の背を経由して、14時には山小屋に着いて、山小屋にザックを置いて、アタックザックに替えて、14時半位に木曽駒ケ岳山頂を踏んでいます。

 好天に恵まれて、計画通りの山行が出来ましたが、木曽駒ケ岳山頂に着いた頃には、ガスが出てきて、甲斐駒同様、山頂からの眺望が得られなかったのは残念ですが、山、自然の事ですから仕方ありません。

 山頂から小屋に戻って、夕食まで時間があるので、里で買ってきたプラスチックの容器に入った焼酎を山小屋の前のベンチに座って、行動食のナッツを肴に山を見ながら頂きます。

 瓶入りのお酒は、1日8時間位歩く山行では、瓶が重いですし、アルミ缶のビールですと、温まってしまうし、軽いプラスチック容器の焼酎が山には一番いいのです。

 普段はお酒を飲まなくなってしまいましたが、山に行った時には解禁にしていて、夕暮れていく、高山を見ながらお酒を飲んでいると、至福で幻想的で、別世界に来た様な気持ちになり、表現しがたい楽しさです。




桂小場ルート(左)稜線に取り付いた辺り。9月24日時点で少し紅葉が始まっている感じです。(右)稜線を歩いて行くと、樹林帯を抜けて展望が開けます。奥に見えるのが千畳敷カール。


稜線上から見る南アルプス、一昨日登った甲斐駒ヶ岳はどれなのか良く分かりません。




写真では、中央やや右側。千畳敷カール中央左側上部の飛び出した岩稜が「宝剣岳」ヘルメット推奨で、次の日、ヘルメット被って登りましたので、来週、その様子を書きます。


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