2022年、令和4年のお正月を如何過ごされたでしょうか?私は前回のお正月は酷い
ぎっく腰を患い、お正月は帰省できませんでしたが、今回は31日に仕事を終えて、無事に帰省でき、甥や姪にお年玉を渡してきました。
私が働いている生協は、流通業なので、長い休みが無く、例年ですと三が日だけの休みですが、今年は元日から4日までの休みで有難かったです。短い休みですが、このブログをご覧になって下さっている方ならご存じの通り、家でゆっくりするなんてのは、私にとっては、苦痛、ストレス以外の何物でもないので、元日から、実家の甲府にあるジムで筋トレしてきました。私の通っている24時間ジムは北区にあるのですが、同じ系列のジムならどこに行っても良いし、365日やっているので有難いです。そして、元日から割と人がいて、トレーニングしていました。私と同種類の人はどこにでもいるものです。
二日は毎年の恒例で、古くからの友人宅を訪ねて、ご馳走になりました。私の実家は甲府市の東部にあり、友人宅は中心部で、これも私らしく、1時間半位かけて歩いて行きます。
甲府市の東部から、中心部へ西側を向いて歩くと、正面には、昨年夏に登って、今は雪を被った甲斐駒ヶ岳や南アルプスの稜線が臨めて、思わずほほが緩んで、ニコニコしていたので、すれ違った人には「アブナイ人だ」と思われたでしょう。雪の甲斐駒ヶ岳を眺めているうちに、すぐには無理ですが、遠い目標として、甲斐駒ヶ岳の冬期登攀を目指して、雪山の技術を磨こうと思えてきました。何事も目標、進むべき方向がはっきりしていた方が迷いがなく、楽しいですし。
三日は登山はじめとして、実家からそれ程遠くない山で、標高1700メートルの小楢山に登り初めです。ここからは富士山がきれいに見えるとのことで、お正月にふさわしいと思い、登ってきました。風もほとんどなく、晴天で、幸先の良いスタートが切れました。
と、ここまでは、楽しく過ごせたのですが、最終休日の4日、こちらに戻ってきて、23日から始まる、モンベル主催の雪山講習の装備を揃えるために、春日井の好日山荘で持ち物リストに基づいて、色々調達したのですが、一から雪山装備を揃えるのが、これ程大変とは。全アイテムは19点、アドバイスを聞きながら購入するのに、2時間以上かかり、費用はここには書けないくらいの金額となりました。正直、独身でなければ無理だろう、くらいの金額で、妻子持ちの人だったら「もう、遭難して山から帰ってくるな」と言われかねないです。
夏山でしたら、少しずつ装備を揃える事もできますが、雪山は、最初から、しっかりした装備でないと、本当に命の危険があるので、べらぼうな金額になります。
私が言うのも変ですが、大枚はたいて、寒くて危険なところに、好き好んでいくわけですから、雪山なんてまともな人間のやることではないです。
でも、他人の意志ではなく、自分の意志で、他人が決めた目標ではなく、自分が決めた目標に向かって、リスクのあることですが、リスクを減らす練習、訓練をしていると精神が弛緩せず、周りに対する不平不満が減り、機嫌よく暮らせる法則を発見したのは、前回、書きました。
少しでも危険なことは避けようとして、安全地帯で暖衣飽食していると、不平不満だらけになるのは不思議なものです。
買い物を楽しいと思えない私が19点も買って、大きい出費で、しばらくは買ったものを見る気にもなれなかったのですが、1日2日して、ようやく気力が戻り、整理して、これからアイゼンの装着がスムーズに出来るように、アイゼンの刃で床を傷つけないようダンボールを敷いて練習します。
今年は夏山も、知り合いから、剱岳に行こうか、との話も来ているので「いよいよ剱岳か」とも思っています。
こんな感じで、稽古も山岳も、それを支える強い体を作るトレーニングも前をしっかり見て、少しでも前進、向上できたらと、新年にあたり思いを新たにしています。
今年もよろしくお願いいたします。
小楢山からの富士山。晴天で新年にふさわしいです。
実家近くからの甲斐駒ヶ岳と鳳凰三山。いつかは冬期登攀です。
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