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敷島のやまと心を人とはば朝日に匂う山さくら花

 先日、声を掛けて下さる方が見えて、奈良県、吉野、蔵王堂のご本尊、蔵王権現の御開帳と桜を見に行ってきました。

 吉野の桜の歴史は、約1300年前、修験道の開祖役行者が、蔵王権現を桜の木に刻んだ事にはじまり、これ以降、桜の木は御神木として献木されて、植えてこられたそうです。

 一般に植えられている桜は、ソメイヨシノが多いのですが、吉野の桜は、野生のシロヤマ桜で、ソメイヨシノより小ぶりで、色もその名の通りちょっと白めでした。

 1300年も前から、桜も植え替えているでしょうが、桜もお寺も蔵王権現も遺跡ではなく、現役バリバリでいるのを、日本で生まれた私たちは、当然の様に思いがちですが、外国から来る人達は驚くようです。写真、載せておきます。

 吉野から、話は変はりますが、前回「下ノ廊下と剱、立山縦走が単独行になりそう」と記事にしました。

 今回、吉野に、昨年、剱岳に行ったメンバーが集まったので、改めて、今年の山行の打ち合わせをして、下ノ廊下は、幸い、メンバーのうちの一人が同行して下さることになりそうです。となると、単独行は、剱、立山縦走だけになりそうです。

 槍ヶ岳は2人、下ノ廊下も同行者が1人出来たので、剱、立山は単独で良いかな、とも思ています。

 ただ、前回「同行したい方が見えたら、声を掛けてください」と書いたので、もし、その気になっている方が見えたら、剱、立山一緒に行っても、全然構いません。

 なので、一応、ざっくりと、コースタイムと高低差を記しておきます

 1日目は、登山口の馬場島から、早月尾根経由で剣山荘まで、約10キロ、コースタイムは10時間40分、高低差が2489メートル。距離は、それ程でもありませんが、高低差が2400で、コース後半が剱岳山頂から、剣山荘までの核心部になるので、しっかり準備してもらう必要があります。

 2日目は、剣山荘より立山三山を縦走して室堂に下山、距離は約8キロ、コースタイム5時間半、高低差約850メートルですから、1日目よりは、若干楽です。

 一昨年、甲斐駒ヶ岳に登った時に、丁度、初日の行程が、コースタイム11時間、距離11キロ、高低差2400メートルですから、しっかり準備して、体調を整えて、天気が良ければ、私自身は何とかなるだろうと思っています。

 登山なんで、これに、水を含めると10キロ近いザックを背負ってもらいます。「これを知って、武者震いがしてきた」方はお声かけ下さい。


奈良県吉野、蔵王堂、本尊の蔵王権現。修験道のご本尊、怖いですね。




写真を見ると分かりますが、確かに、シロヤマ桜の名の通り、色が白くて、葉と花が一緒に出るのが特徴だそうです。


 

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