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執筆者の写真kubodera1122

技を受けるのは、楽しい

いよいよ、ほぼ、通常と同じ稽古が再開されました。嬉しいですね。木曜の朝稽古、金曜日の夜、土日は、午前中ジムに行って、土曜の夜は指導、日曜昼は稽古で、良い感じで腰に痛みが来ています。明日の朝の朝稽古前半と、また、余計な事を考えない、シンプルな日々が始まるかと思うと、嬉しいです。

 道場稽古が再開して、良かったと思うのは、人の技を受けられる事です。公園一人稽古は、イメージした相手に、無駄なく力を伝える稽古は出来ますが、相手の技を受けられません。

 人と組んで、技を受けると、同じ技でも、人によって、身体的特徴や心理状態などが違いますから、観察力を磨く稽古になります。また、同じ人でも、体の使い方が微妙に違ったり、心理状態も違ったりしてくるので、力の伝わり方が変わってきて、技を受けていて、新鮮な気持ちにしてもらえます。

 久々に技を受けて感じてみると、やはり、自分より力の弱い人の技を止めて、教え始めるのは、自分の為に勿体ないですね。

 流れを止めずに、リズムよく反復していると、集中力が高まるのは、宗教の「行」で、題目や念仏、真言を繰り返し唱えたり、座禅瞑想で、呼吸の繰り返しに意識を集中させるのでも、分かります。集中すると、観察力も磨かれます。

 今回、3人一組の稽古になっているのも、客観的に人の技が見られるので、自分が技を受けた後、その人技を見て、こう言う動きをすると、あの様に力が伝わるのかと、それは、それで、勉強になります。

 しかし、人は、必ず歳を重ねて、体が動かなくなります。そうなれば、自分より、力の弱い女性の動きを止めて、教え始める日が、きっと来ます。その日を1日でも先延ばしに出来るようにトレーニングに励んではいますが、その時は「久保寺さんは、以前は、動きを止めて、人に教えるなんて事は無かったのに、年相応だな」と暖かく見てもらえると有り難いです。誰もが、行く道ですから。

 道場稽古が無くても、それなりに工夫して、結構、楽しんでいて、道場稽古が再開したら、したで、技が受けられると楽しんで、結局、どっちに転んでも楽しめるんだと、我ながら、脳天気で幸せな人間だと思います。

 未だ起こっていない先の事を心配したり、不安に思う事で、行動を止めたり、パフォーマンスを落としたりするのが嫌なんです。今この瞬間に集中したいと心掛けてはいます。

 後、この、ご時世でも、しっかりと仕事が出来て、取りあえずは、経済的不安が無いのが、有り難いです。


 写真の様に、ジムでも、きちんとマスクをして、使い終わった器具は、その都度、消毒をしていますから、安心してもらって大丈夫です。

 可愛い?マスクは、行っているマッサージ屋さんで頂いた物で、仕事中や稽古で着用していたら「ナメてるのか?」と思われかねないですし、かと言って、頂き物を使わないのも、申し訳ないので、ジムマスクにしています。



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