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強烈な成功体験

 最近、インスタ投稿ばかりで、道場ブログを全然更新していませんでした。インスタを見てくださっている方にはお礼申し上げます

 昨日、車中泊で御嶽山に登り、今日は道場もお盆休みで、たまには完全休養を入れて、時間の余裕があるので更新します。

 と言うのも、先月、元道場生の山本さんが桜井師範をお呼びして、講習会を開催されました。翌日、車中泊して白山に登ったのですが、その時の体験が、強烈な成功体験だったので記事にします。

 私が登山を始めたのは、コロナで道場稽古が出来なかった時期で、4年位前になります。その時も白山に登りました。白山は白山連峰で、幾つかの峰の総称を白山と言います。その内の大汝峰。この峰の登山道が、当時の私には壁の様に鋭く切り立って見えて、怖くて登れなかったのですね。それから約4年、トレーニング、経験を重ねて、今ならどう見えるかが試してみたくて再チャレンジしてきました。

 その結果「確かに急登ではあるが恐れるほどではない」と楽しく登頂できました。登山道自体が変わっていなくて、変わったのは私の認知作用です。

 どうして変わったのか、私なりに考察してみました。一番の原因はトレーニングと経験でしょう。では、何故トレーニングと経験で認知作用が変わったかを考えてみると、自分でやりたいと決めて実行して、それが楽しかったからです。これを、人にやらされたり、人からのどう思われるかの評価が動機だったら出来なかったと思いますし、今でも怖くて登れないでしょう。

 最近、禅僧で精神科医の川野泰周さんの著書やユーチューブをよく見るのですが、禅宗の目指すところも「自分以外の周りの条件、状況が変化するのを願望して実現させるのではなく、自分自身の心の有り様を変化させ幸せに近づいていく」らしいです。今回の経験で何となく腑に落ちました。

 自分を主として、何かに集中して打ち込むことは、確かに認識、認知を変えます。

 8月15日からは槍ヶ岳登山を計画していましたが、台風のために中止にしました。悪天候で、心の迷いのある状態で、北アルプス3000メートル級は登れるほど甘くないですから。

 槍ヶ岳を目標に筋トレ、HIIT、低山トレーニングと重ねてきましたが、不思議とあまり残念とは思わないです。これも、私の好きな精神科医のトミー先生の「目標は過程を楽しむためにあるもので、結果を追ったら苦しくなるだけ」に成程と納得しています。

 修証一等、因果一如ですね。

 そこで、合気道の稽古も昇級、昇段という結果がありますが、それを追ったら続かないし、楽しくないですよね。「ひたすら集中して稽古するのが楽しい」が王道だと思います。

 最近はあまり言われなくなりましたが、稽古や筋トレに打ち込んでいると「そんな事してどうなるの?」とよく聞かれました。

 今回の経験で、結論じみたものが見付かりました「自主的に一生懸命に集中することで、認知、認識作用を変化させて楽しくなるのだよ」です。

 この間、行った山の写真を貼っておきます。
















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