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執筆者の写真kubodera1122

山と道場は類似点が多いです

何か、毎週、日曜日の夕方恒例になってしまった感がありますが、今週も、伊吹山より帰宅して、ヘロヘロになっています。

 本当なら、先週、行く予定が、雨になってしまい、ジムに変更になったのは、前回、書いた通りです。

 今週は、予定通り無事に登って帰って参りました。やはり、楽しいです。

 以前、御嶽に登った時、冷めたお弁当を食べて、ガスバーナーを使って、暖かいご飯を食べている人が羨ましいと書きました。その話を、私が配達をしている生協の会員さんにしたところ、何と、ガスバーナー頂いてしまいました。

 今日は、早速、ガスバーナーと昨日、買った、クッカーを持って伊吹山に登り、温かいみそ汁とコーヒーを頂きました。段々と山道具が揃ってきた感じです。

 ところで、山で年間、何件遭難事故が起こって、何人の方が亡くなると思いますか?私は最初、年間100件くらいの遭難事故が起こって、40~50人位が亡くなるのか、と思っていたのですが、桁違いで、年間約3000件の遭難事故、約300人の方が亡くなっています。

 登山をスポーツとすれば、年間300人が亡くなるスポーツって、どれだけ危険なんだと思いますよね。山岳保険に入るように強く勧められた訳です。

 100名山の様な有名な山は、大概、近代登山以前は、修験道の山で、今回の伊吹山もそうですが、登山口には里宮があり、登山道にも行場や礼拝する場所があり、山頂にもお宮があります。

 年間300人が亡くなると知った時に、その意味が分かった気がしました。山に対して舐めた気持ち、甘く見て尊大な態度を取ったら、いつか、山から帰って来られなくのが分かっていたのでしょう。里と違って、人間のコントロールが効かないのが山ですから。

 で、思ったのは、私達が道場で稽古するのも、とてもよく似ています。山に入る前と、下山した後には里宮に礼拝する様に、道場に入る時と、稽古が終わって道場を出る時は、必ず正面に礼をします。本来なら神棚が設けられていているので、山と同じですね。登山道の途中、途中に礼拝所があるように、私達は、稽古相手に稽古の始まりと終わりには礼をします。

 30年近く稽古を続けて見ていると、稽古や稽古相手を軽んじたり、甘く見て尊大な態度を取り続けた人で稽古を長く続けている人はいません。

 私も、若い時の事を思うと、思慮が足りなかった事が多々ありすが、何とか、残してもらった感があります。これも、最近、下山すると、何とか、山から無事に返して頂いたと感じるに似ています。

 実際、修験道では山は道場と見なしているので、同じですね。

 山に行くと、色々感じます。




伊吹山の里宮、三之宮神社。登山の前と

後には、お参りします。























会員さんから頂いた、ガスバーナー。 10年位使っていなかったそうですが、ちゃんと機能しました。10年使っていなかったのが、縁あって私の所に来て、本来の機能を発揮する機会が再び巡ってきたって、素敵ですよね。

 壊れて、使えなくなるまで、大切に使わせてもらいます。


















登山道中腹より、奥に見えるのが琵琶湖です

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