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夏の山行、槍ヶ岳から決まりました。


 今年の夏の登山の第一弾として、お盆の「槍ヶ岳」が、ほぼほぼ決定しました。メンバーは、昨年、剱岳に行った3人で、体力、性格共に最強メンバーです。

 昨年、剱に登った時に「来年は下ノ廊下に行こう」と話したのですが、メンバーの1人が、下ノ廊下の開通時の10月に休みを取るのが難しいみたいで、お盆の槍になりました。

 私の今年の夏の目標は、剱、立山三山縦走と下ノ廊下でしたが、もう一つ、槍ヶ岳が加わって3座になりました。

 昨年、剱に登頂して感じたのは、難易度の高い山を目標にして、それに登頂できれば、もう、それで、良い1年だったと締めくくれます。「今年は、剱に登れたから良い1年だった」とある意味、単純明快です。ただ、その為には、気象条件で登れないこともありますから、2,3座は目標にしておかないといけません。そのうち1座でも登れたら、もう良い1年になります。

 ただ、少し問題なのは、剱、立山縦走。下ノ廊下が単独行になりそうな事です。どれも、上級者向けコースで、毎年、命に関わる位の遭難事故が発生するルートなので、できれば、単独行は避けたいとは思っていますが、まあ、仕方ありません。誰か冒険心のある方が見えたら声を掛けてくれると嬉しいです。どうなんでしょう、若い独身男性でしたら、やってみたいと思う人もいないかな?勿論、それまでには、トレーニングもしてもらって、何度か私と近所の低山に行って、登山のノウハウ、お互いの性格、相性を知ってもらいます。そうしないと上級者向けコースは危険ですから。

 合気道と登山。合気道の目標は、私の理想とする合気道があり、それに向けての日々の稽古と、稽古の中での気付きを繰り返し丁寧に反復することで、精度、練度の高い強い技を創り上げていく、生涯続くであろう道であるのに対して、登山は、もう少し、短期的な分かりやすい目標で、2つのスパンの違う目標が持てるのは、有難い事だと思っています。

 最近、学んだのは「人は目標が無いと、心がネガティブに傾き、不平不満を見付けやすくなって、他人のやる事が気になって、誰かを批判するようになる、そうなると、今度は、自分の承認欲求が渇いて、他人から、どう思われているかが気になって仕方なくなる」そうです。なる程と思いますよね、自分がどうなりたいか、何をやりたいかがはっきりしていれば、目標線上以外の事は、確かにあまり気にならなくなります。

 大体、人間の歴史500万年の中では、被捕食者で、猛獣に襲われない様に、基本、ネガティブに思考するように出来ているそうですから。

 ですので、意識を目標に集中する事は、ネガティブがら遠ざかるのにとても有効だと、私自身実感しています。しかも、その目標が、下手打ったら、命に関わる位の目標ですから、そりゃ、集中するでしょう。すると、妙な、開き直りみたいな明るさ出てくるのが不思議です。

 リスキーな事を避けてばかりいる人が、なら、いつも安心して、落ち着いているかと言えば、不思議と不平、不満が多かったりします。逆に、ある程度リスクのある事を目標に、それに向かっている人ほど明るかったりするのは、皆さんも感じているのではないでしょうか。

 勿論、何にも準備せずにリスクのある事に臨むのは「無謀」ですし、山でしたら、山に対して畏れを欠いた行為になるので、しっかり準備、トレーニングを積みます。

 ジムでトレーニングしている時、近所の低山をトレーニングも兼ねて歩いている時、HIITトレーニングの時、自分が槍ヶ岳、剱、立山、下ノ廊下を歩いている姿を鮮明にイメージすれば、それは、楽しいです。

 4月には、石川県の山本さんの所の晴樹会の櫻井師範の講習会があり、翌日は石川と富山の県境の医王山。5月の全日本合気道演武大会の翌日は、東京都最高峰、日本百名山の雲取山を考えています。

 やはり、目標があるのは、有難いし、楽しいです。



 


 


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