先ず、最初に、ブログを更新しようと久しぶりに開いたら、結構多くの方にご覧いただいていて、書いてている者として、嬉しく、感謝申し上げます。
3月の終わりに、剱岳に行ける事が決まって、その間、講習、訓練受けて、筋トレして、HIITやって、実際に山トレしてきたのは、これまで記事にしてきた通りです。
感想としては、もう、めちゃくちゃ楽しかったのと、準備、トレーニングに嘘はない。です。
今回の剱岳「雪と岩の殿堂、試練と憧れ」と言われるだけあって、今までの山では見たことのない登山者にも沢山会いました。
今回、私が持参したのは30Lザックでしたが、60,70Lザックに真夏なのにピッケルを差して、ロープロ何重にも巻いている方、聞いてみるとバリエーションルートから剱岳を目指すそうで、驚いたことに、女性も同じくらいのザックを背負って登っていきます。思わず「強いですね」と声をけると、はにかみながら「もう、ヘロヘロです」と答えて、登って行かれます。彼女にとっては、これ程、苦しい思いをして、リスクを取ってでもバリエーションルートから剱に登りたいのでしょう。あっぱれですし、惚れ惚れします。
単独でテント泊装備で登っている方も、男女問わず沢山見えて、新しい世界を目の前に見た感じです。眼底に焼き付けました。
私が使ったルートは「別山尾根ルート」で剱岳登頂のルートとしては、一番難易度が低いとされていて、登った感じとしては、気象条件が良ければ、8、9時間山が歩けて、岩場、岩稜を三点支持で上り下り出来て、高所にある程度慣れていれば、そう、問題はないと思います。勿論、滑落したら、下手したら命に係わる場所も少なくはないですが、鎖やボルト、ハシゴが取り付けてあって、整備して下さっている山関係者の方々に感謝の山行でした。
前述したように、登山にも「強い」があります。重い荷物を背負って、長い距離を歩ける、早く歩ける人を「強い人」と言います。
ウエイトトレーニングでも、高重量を扱う人をデッドリフトが強い、ベンチプレスが強いと表現します
武道の強さはそのままです。
3月の終わりより、どんなトレーニングをする時も、剱岳の為と自分に言い聞かせてきました。バランス感覚を強くするため片足立ち、倒立前転、側転。体を強くするためのウエイトトレーニング、心肺機能を強くするためのHIIT、山に強くなるための実際の山行トレーニング。勿論、追い込みますからきつくて当たり前ですが、同時に楽しいのです。
この4か月で、どうすれば、自分で自分で機嫌を取れるかも見えてきた気がします。
来週は、山岳会の入会説明会に行ってきます。剱で見た70Lザックにピッケル、ザイルを巻いて、バリエーションルートの雪渓を詰めて剱岳を目指す。出来るかな?
でも、登山を始めた頃、YouTubeで剱の動画を見たとき、こんなの絶対無理、と思ったのが、経験とトレーニングで可能になったのですから、着実に実力を身に付けたいと思っています。それが、たまらなく楽しいですし。
登山前、道中安全祈願のため、里宮の雄山神社参拝
現在は、立山駅よりケーブルカーにて室堂に向かいます。頑張るぞ。
霊峰立山、高山植物が咲く極楽と、噴火活動により植物一つ生えない地獄谷、極楽と地獄の風景があります
真夏でも、雪渓を渡ります。滑らないように慎重に
別山尾根稜線、こんな感じで上空には雲がかかった3日間でした
一服剱より。これから向かう、前剱、剱岳本峰は陰に隠れて見えません。
カニのたてばい。登山者がカニのように手足を広げて登る様子から名付けられました。確かにそうです。
剱岳登頂証拠写真
きちんと足の置く場所を確認しながら、三点支持で下ります。
ブロッケン現象。前剱下山、剱岳本峰より、安心して集中力が切れる、前剱下山時に事故が多発しているので慎重に下ります。
無事に前剱を下山して、登り返しの一服剱山頂で来た道を振り返る。
快晴なら、この様に一服剱、前剱、剱岳本峰とこんな感じです。我ながら、よくこんなところ登ってきたものです。
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