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執筆者の写真kubodera1122

冬山講習を終えて

 先週の日曜日、全3回の冬山講習を無事に終了しました。

 前々回、前回は、晴天ではありませんでしたが、風もなく、コンディションは悪くなかったですが、今回は、登山指数Cで風が強く、雪も降ってきて、あまり良くないコンディションを経験できたことは有難かったです。

 どのような重ね着をすればよいか、風が強い時はゴーグルが必要であることなど冬山初心者としては、一々勉強になります。

 今は、ネットで色々な情報が集められるので、大変便利で勉強なりますが、実地でガイドさんに質問して、細かい事を聞けたのは、本当に有難かったです。

 目標を聞かれたので「甲斐駒ヶ岳冬期登頂です」と答えると「いきなり甲斐駒より、間に八ヶ岳を挟んだ方が良いですよ」とか「冬山に簡易テントは必須です」とか「ホワイトアウトした時は、GPSより紙地図の方が役に立ちます」など、その外にも道具のメンテナンス方法や細かい事を色々と教えていただきました。

 ネットの情報だけで冬山に行っていたら、相当、危ないでしょう。

 ですので、甲斐駒ヶ岳への中間目標として、来年位に冬期の八ヶ岳を目標とします。今回みたいにガイド登山でも良いですし。

 簡易テントは近日中に春日井の好日山荘で購入します。もう、山に関しては、完全に金銭感覚が吹っ飛んでいます。

 3月に今回と同じくモンベル主催の地図読み講習があるので、早速、申し込みました。ガイドさんがおっしゃるには、GPSより紙地図の方が、立体的に地形が把握できで、ホワイトアウトになった時には、自分のいる位置の地形、これから進むべき方向の地形がイメージ出来るのが大切だそうです。言われて見れば、車のGPSも道順は分かりますが、地形までは分らんです。携帯電話のGPSも等高線はありますが、広範囲に地形を把握する事は出来ません。

 前回の別のガイドさんも「是非、地図読み講習を受けて下さい」とおっしゃっていましたから、アナログチックな地図読みは余程、大切なんでしょう。

 確かに、地図が読めて、3次元、立体的に地形が把握出来たら、登山も楽しくなりそうです。

 来週からは、天気を見ながら日曜は、御在所岳に通って、習った事を丁寧に何度も何度も反復しながら練習して、体に沁み込ませます。この辺り、合気道の稽古で基本の反復練習の効果を知っているのは大きな強みです。

 2回目の講習が終わった時、ガイドさんが「皆さん、是非、山と真剣に向き合って下さい。山は、地図読みから、歩行技術、行動食の食べ方、体力、その他の全ての総合力が問われます。夏山で総合力を磨いてからの冬山です」おっしゃっていました。

 合気道もそうですが、真剣にやり込めば、瞬発力、持久力、バランス感覚、筋力、柔軟性、相手と自分の位置関係、重心の関係、気迫、イメージする力、勘の良さ、技への習熟など総合力が問われるのは当然です。

 「山には総合力が必要です」と聞けば、真剣に打ち込む価値ありです。

 元々、コロナ禍で道場稽古が出来なくなり、山に行ったという事は、合気道に導かれたとも言えるでしょう。それは、真剣にやるべき事でしょう。

 最後になりますが、今回の講習を主催して下さったモンベルと社員のガイドさん。普段は、お店でに日常業務をされていて、講習会では登山ガイドとして、受講生に様々な事を教えて、アドバイスして、どれ程、層の厚い会社なんでしょう。恐るべしです。

 

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