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冬山講習、その2。目標の大切さ

更新日:2022年2月5日


 今回は、具体的なアイゼン歩行とピッケルの使い方の講習でした。

 ここで、習った事を書いても良いのですが、読んで下さっている方が、冬山を登るわけではないので、割愛します。

 一番感じた事は、目標を持つ大切さです。講習が始まる前に、インストラクターの方が「自己紹介をしていただいて、目標がある方は言って下さい、それに合わせて講習をします」との事でしたので「夏に甲斐駒ヶ岳に登ったので、冬の登頂を目標にしています」と目標を伝えると「それなら、グローブを着けたままアイゼの装着から、食事から、お手洗いから、すべてグローブを着けたまま行うのを習慣にして下さい、甲斐駒ヶ岳で素手になったら凍傷になります」とか「GPSで場所を確認するより、地図読みの方が早く行動できるし、地図読みは大切な事ですので、地図読み講習にも出てください」などのアドバイスを頂けました。

 講習中も、はっきりした目標を持っているからでしょう、色々、細かい点までアドバイス頂けて有難かったです。

 前回もご一緒したサブガイドさんも「皆さん、是非、目標を持って下さい、そうすると、講習に参加しても、身の入り方が違ってきますし、登山も楽しくなります」と言っていました。確かに、その通りだと思います。

 目標がないと、短期的な簡単に得られる楽しい事、目先の損得、他人からの評価に振り回されて、人生の漂流者になり、メンタルを削られる。とは、最近、本やYouTube動画から学んだ事です。

 人生の節目、節目で目標は変わって当然ですが、目標が定まっている事は自分の進むべき方向がはっきり分っている事ですから極めて重要でしょう。

 この記事を読んで下さっている方は、殆どが合気道関係者だと思います。段級審査が

ない私の合気道の目標は、日本人、先人が大切にしてきた体の使い方を練り込んで、心の使い方や、心のあり方にまで落とし込みたいです。

 指導の時にたまに言うのですが、日本語には体に関する多くの慣用句があります。「腹腰を据える、腹を括る、地に足をつける、浮足立つ、二の足を踏む、居付く、軸が立つ、身に染みる」などなど。稽古をしていると、慣用句の意味を体感として感じられるようになります。そうなると、日本人が好ましいと感じてきた体の使い方、あり方が私なりに分かります。それを、心の在り様まで昇華出来るように稽古を積むのが目標です。

 昔から武道で言われてきた「心、技、体」を一つにするという事なので、日本武道の伝統からしたら特別な事ではないのでしょう。

 山も稽古もその基礎となるトレーニングも目標に1ミリでも近づく為と自覚すれば、楽しいに決まっています。


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御在所岳、樹氷。今年は雪が多く、毎年、講習会をどこで行うか、場所を探すのに苦労するそうですが、今年は雪が多いお陰で、どこでも出来るので「皆さんは運が良い」だそうです。やはり、私は運の良い人間だと、改めて思います。


 

 

 
 
 

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