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修証一等、因果一如

  最近、山の記事が多くて、合気道道場の指導者ブログなのに、山岳会のブログか?みたいになっているんで、今回は、ちゃんと?合気道の記事にします。

 先日、審査を受験された方はお疲れさまでした。うちの道場の審査の次の日、名古屋商科大学と椙山女学園大学の合同師範稽古に参加させてもらって、その時も審査があり、その審査は見学のみでしたが、見させてもらいました。

 先ず、受験された皆さん昇級、昇段されておめでとうございます。最近は、良く稽古されていて、動きの止まってしまう方や、全く違った事をされる方が殆ど見えないので、見ていてもハラハラドキドキすることが少ないのは有難いです。と同時に、私自身、年齢のせいで疲労回復力は落ちましたが、追い込むようなトレーニングもしているので、受けが取れたら楽しいだろうなと思いますが、まあ、仕方ありません。

 審査を受け、合格のために稽古をする。試験に良い点数を取るため、合格するために勉強する。私達は結果を出す為に努力することを学生の頃から当然のように思わされてきていました。

 禅の言葉なんですが「修証一等、因果一如」と言う言葉があり、努力、手段と結果は一つであるという意味で、稽古に当てはめると、心も体も技も一つになる位の高い集中力で、結果に意識が向かないくらい、今、行っている稽古に集中、没頭し楽しめ。と私は解釈しています。

 よく「結果は後からついてくる」とは、手段に没我、没入するほど打ち込めば自然と結果は出る、と言う意味でしょう。

 そう考えてみると、私自身、昇段を動機に稽古してきてないです。稽古自体が楽しくて、少しでも強くなりたいと思い、1回1回の稽古に集中したら、30年位経っちゃった「修証一等、因果一如」体感として分かるような気がしますが、禅の坊さんからしたら違うのかな?

 それに、この年齢になると、努力したから、必ずしも望んだ結果が出るわけではない、本人の努力も当然必要だけど、天の時、地の利、人の和、縁がそろっての事、と分かってきます。

 そんな時、手段と結果が等しくなる位の高い集中力で手段を楽しんでいたら、結果が出なくても、極端にがっかりしたり、他人を恨んだりすることも、だいぶ減ると思います。

 だから、何を目標にするかを自分で決めることは、極めて大事だと思います。人に決められた目標なんて、どうしても、結果に意識が行きますし、手段と目的が一つになる程の集中力が発揮できないですし、結果が出なければ、がっかりして、人を恨んで、人に恨まれたりして良いことなしです。

 「自分で決めた、努力できることに出会った事だけで有難い」と私自身肝に銘じ、1回1回の稽古に集中する。

 合気道には試合がないので、勝利と言う結果を求めるのではく、ひたすら稽古と言う手段があるのみ、手段、プロセスに集中する。良いですよね。

 

 
 
 

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