今日27日、私は参加しませんでしたが、1年全ての稽古が終わりました。お疲れまでした。
今年1年は、コロナ禍のお蔭で、今まで30年位稽古を続けてきた私にとっても、特別な年になりました。今年最後に、この1年を振り返ってみたいと思います。
手帳を見てみると、1月の始めに、大腸ポリープの手術をしていました。幸い、良性ポリープで、大腸がんには進展していませんでした。そして、今、ぎっくり腰で、寝込んでいますから、今年は、年の始めに、ポリープで入院して、年末に、ぎっくり腰で寝込んで、間には、コロナ禍があって、実は、中々多難な1年であった事に気付きました。
毎年、年2回は行っていた、本部道場への出稽古も今年は行けませんでした。本部への出稽古は、初段を取得してから毎年、行っていましたから、かれこれ、25年以上通っていたのが、初めて途切れました。
3月の20周年講習会は中止になり。緊急事態宣言で稽古自体も出来なくなり。4月には、ブルネイ、シンガポール。5月には北京の講習会も中止になり、毎年行っていた海外も行けず。9月の合宿は中止になり、公私ともども多難であったのが分かります。
それでも「過去の後悔と未来の不安より、今を切に生きる」を心掛けている私は、道場稽古が無い時は、公園で一人打ち込みをして、ジムでトレーニングして、出来る事はしていましたし、9月には西新宿合気会の合宿に参加させてもらいました。
公園打ち込みは、一回目の非常事態宣言の時は、普段、運動習慣の無いお父さんや、大学の部活、その他にも、沢山の方が公園でトレーニングしていて、なかなか楽しかったのですが、今はもう誰もいないので、ちょっと寂しいです。この間、一人稽古を集中して出来た事で、自分の心と体に対する感覚が少しは磨かれた気がしています。そして、自分の心と体に対する感覚が磨かれると、比例して、人の動きに対する感覚も磨かれた気がします。
ジムも以前は「危ない」と言われましたが、実はそれ程、リスクが高くないのがはっきりして、もう、誰からも顰蹙を買わないので良かったです。
9月の西新宿合気会の合宿での、入り身投げと小手返しの気付きは、今でも一人打ち込みで練り込んでいますから、行った甲斐がありました。
そして、一番大きかったのは、道場稽古が休みで、土日は山に行き、山の楽しさを知りました。どの山に行ったかは、このブログに書いてきた通りです。ほぼ、毎週、山に行くと、勿論、疲れますが、山は強い生命力の集合体で、心と体に効くのが分かる様になります。
冬山、雪山はまだまだ、ハードルが高いので、来年は近所の低山とジムと隔週で通いたいと思っています。
こう書いてみると、割と楽しく過ごせたのが分かります。脳科学者の中野信子さんが著書の中で「私達は学校教育の中で、正しい答えを選ぶことに慣らされてきたが、人が生きると言う事は、自分が選んだ答えを正しいものにしていく努力をする事です」と書かれていて、とても感銘を受けました。
で、単純な私は、日曜日にジムで足のトレーニングを高重量で行って、月曜日に朝稽古をして、コロナのお蔭で物量が増えている中、仕事して、水曜日の昼頃、重度のぎっくり腰となりました。
客観的に書いてみると、やる事が53歳の分別のある大人とは思えないですが、物事の習得、上達は、その人の子供の部分が受け持っているので、仕方ないでしょう。
最後に、「ブログ読んでますよ」と言って下さった方々、「良いねボタン」を押して下さった方々、とても嬉しく、励みになりました。
皆さん、良いお年をお迎えください。
大変ごたごたした一年間、お疲れさまでした。
体を壊さないよう、無理はしないでくださいね(笑)
来年もよろしくお願いします!